中立的な視点で生きると、心が軽くなりますが、その意識状態を保つのに対し曲者になるのが人間関係です。
その中でも一番厄介なのが、家族などの親しい人間関係です。
親しい人とは会話の内容も深くなります。
お互い心の深い部分を分かち合えるのは良いのですが、その分、現実というドラマにのめり込みやすくなります。
例えば、私の場合、家族に対して、自分の考えを分かってもらおうと熱弁したり、相手を批判したりしてしまう事があります。
その行為が、眠った生き方だという事を忘れてしまう事が多々あります。
もちろんその生き方が悪いわけではありませんが、たまに意識のクリアリングをすることが必要です。
職場や友人などは割と表面的な付き合いになると思いますので、そこまで厄介ではありません。
家族や恋人など、自分にとって気になる存在が厄介なのです。
気になると言う事は意識のエネルギーをその対象に注いでいるという事です。
そうすると、その存在が、自分の現実の中で存在感を増していきます。
昔の人が悟りを開く為に、人里を離れて山にこもった理由が分かってきました。
究極はどんな環境においても、目覚めている事が悟りになると思うのですが、人間関係にまみれていると、ついついそのことを忘れてしまうからです。
人間関係もこの地球に生まれてくる大事な目的の一つですから、それを蔑にする必要はありませんが、程良く一人になる環境と時間を持つ事が大事かなと思います。
人は各々固有のエネルギーを発していますので、近くにいると、その人の影響を受けます。
家族なら、同じ建物の中に暮らしていますので、たとえ顔を合わせなくても、エネルギーが干渉し合っています。
知らず知らずの間に相手のエネルギーの影響を受け、自分の考え方や感情に影響を与えているという事です。
こう言う事もあって、一人暮らしが一番快適かなと思います。
一人になれる場所と時間があれば、自分という軸を見失う事はないからです。
家族が見ているテレビを無意識的に見せられることもなくなります。
あとは、会社に勤めるよりも、起業した方が、一人の時間を多く持てるかもしれません。
起業したら、自分の好きな仕事だけに精一杯取り組めるので、余計な事に意識のエネルギーを使わずに済むからです。
私は起業したいと思って活動していますが、人生を中立的な視点で生きる為、そして、自分の好きな事をして楽しく生きる為にも、起業という生き方は一つの理想なのかもしれません。