結婚は人間がつくった人間関係のひとつのかたちに過ぎない
結婚について考えてみましょう。
私は、なぜ結婚しなければならないのだろう?と考えることがあります。
結婚というのは人間関係の『ひとつのかたち』というだけなのに、それに執着している人が多いと感じるからです。
私は男性視点から結婚について述べている為、多少の偏見があることはご容赦ください。
これからの時代は、結婚もライフスタイルもいろんな形があってもいいと思います。
例えば、好き合った者同士が一緒にいる為に、何も結婚という形にこだわる必要はないということです。
好き同士なら結婚しなくても、単に一緒に暮らすことは出来ます。
また、いつも一緒に暮らさなくても、別々のところに住んで、たまに会って、という形も有りだと思います。
私の場合、一人の時間を大事にするので、いつも一緒に居ると、自分のバランスが崩れてしまいます。
その為、程良い距離があった方が上手くいく気がします。
結婚したから同居するというのも、一つのステレオタイプに過ぎません。
また、一度結婚したら生涯付き添うのが好ましいという価値観がありますが、それも固定観念ではないかなと思います。
また、離婚がネガティブに捉えられるのも、これまでの固定観念が影響しています。
結婚することがきちんとしている・・というのも固定観念に過ぎません。
なぜそのような価値観があるかというと、これまでの社会においては、安定した生活を送る為に、結婚する必要があった・・からかもしれません。
いずれにしても、何かの『かたち』をただ踏襲するのではなく、そのかたちの意味を考え、自分たちに合った『かたち』に変えていくことが大事だと思います。
家族の括りを広げてみたらどうか
結婚したら、家族をつくりますが、これからは、この家族の括りを、もう少し広げてもいいのではないかと思っています。
もちろん、合う合わないがありますので、信頼できるパートナーを見つけることはこれまでと一緒ですが、例えば子供が出来た時に、その家族の中だけで子育てをするのではなくて、地域や社会全体で子供を育てていくシステムがあってもいいのではないかと思うのです。
結婚する理由のひとつに、子供を育てる為・・があると思います。
結婚したら簡単に離婚出来ない理由の一つは、子供を育てるのに経済的な支援が必要だからです。
でも、それは自分の家族という括りでしか物事を考えられないからです。
これからの社会は、競争ではなく、分かち合い、与え合いがキーワードになると思います。
生活も子育ても教育も、もっと『分かち合い』が出来れば、一人一人の生活の自由度は高まるのではないかと思います。