ワクワクすることや好きなことの延長線上に仕事が見つかったけれど、辞退した(笑)事例について書きたいと思います。
バシャールやソースを読んで、自分の思考や感情のエネルギーが、同じような人やチャンスを運んできてくれるということを知った私は、それを実践していました。
まず、前の仕事を辞めた後、しばらく職探しをしませんでした。
しばらく休みたかったのもあるのですが、出来るだけ好きなことだけをして生きようと思ったからでした。
仕事を辞めてから、好きなことをひとつ始めました。
具体的には、オートバイの免許を取得し、400ccのオートバイを購入しました。
バイクに乗り始めて1年程経ったある日、珍しく超早起きした私は地元のツーリングスポットに向かいました。
それまでは昼まで寝ているような生活で、バイクに乗るのがいつも夕方だったのですが、せっかく無職で時間もあることだし、太陽の光をたくさん浴びようと考えたのです。
あちこち走りまわった後、とある岬に行きました。
海岸の芝生を歩いた後、自分のバイクに戻ってくると、一人のおっちゃんが私のバイクを眺めていました。
私は『こんにちは!』と声を掛けました。
普段は人見知りする方ですが、オートバイに乗っていると気持ちが大きくなるせいか、割と社交的になる自分がいます。
その人といくらかバイク談義をした後、帰り際に携帯電話の連絡先を交換しました。
その後、その方を含めた数人でツーリングに行ったり、メールや電話で何度かやりとりをする機会がありました。
ある時、『家に遊びにおいで』と言われ、暇だった私は、バイクに乗って遊びに行きました。
そこで、一緒にお酒を飲んで、結局泊ることになりました。
家には物凄く利口な犬が一匹いました。プチ犬恐怖症だった私でしたが、その犬は噛み付いたり吠えたりすることが全くなく、私の膝の上に乗ってきたり、ラーメンを食べていると脇に来ておねだりしてきたり・・本当にかわいい犬でした。犬に詳しくないので犬種はわかりませんが、小柄で茶色の毛がフサフサしているかわいい犬です。
その時初めて犬に『かわいい』という感情を覚えました。
その方には、以前から私が無職だという話をしていました。その方は自営業でペンキ屋をやっているのですが、その仕事をしてみないか?と誘われたのです。
お酒の勢いもあり、その場で快諾し、翌々日から仕事に行くことになったのです。
ただ自宅に戻って、とび職の服装をしてペンキ塗りの仕事をしている自分を想像した時、どうしても違和感があったので(笑)、結局、その方にはお断りの電話を入れることになりました。
その方と、その方の舎弟と称される方も大変親切な方でしたので、なんだかとっても申し訳ない気持ちになりました。
その後、何度も電話がかかってくることがありましたが、出るのが億劫になって行き、自然に付き合いがなくなりました。
今思えば何だったのかという話ですが、過去世で何か関わりがあったのだと思います。
さて、今日言いたかったことは、『ワクワクすることをしていれば、仕事は向こうからやってくる?』と言う話です。
今日お話した中で、私はワクワクする気持ちからオートバイに乗り始め、ある日の早朝、オートバイでツーリングに出かけた。その出先で、ペンキ屋のおっちゃんと知り合い、その人の家に遊びに行ったら、仕事を紹介された・・のです。
・仕事を辞めて地元に帰って来たこと。
・オートバイの免許を取ったこと。
・ある日、珍しく早起きしてバイクで出掛けたこと。
これらの条件が揃わなければその方と知りあうことも、仕事を紹介されることもありませんでした。
結果的に紹介された仕事は辞退したし、ペンキ塗りの仕事に興味があったわけではありませんが、面白い事例だと思いませんか。
人生における人一人との出会いは、たくさんの偶然(必然)が重なって起きているわけで、不思議な気持ちになりますね。
好きなことを一歩行動に移すと、現実が展開し始めます。好きなことをしたり、人に話しかけたりと、そういう小さな一歩から始まっていくのだと思います。