ブログなどのSNSを始める際、実名と匿名どちらで始めるかについて悩む人も多いでしょう。
私の場合は、実名にしたり、匿名にしたり、いろんなやり方を試しています。
実際に実行してみないとわからないことがあるからです。
実際にやってみると、自分はどの方向性でブログをやりたいのかが見えてきます。
実名と匿名では、同じ文章でも印象がまるで異なります。
やはり写真や自己紹介が添えてあったほうが、ブログの内容が力強く伝わってくると思います。その人のエネルギーを垣間見ることができるからです。
会社や学校などの組織に属していると、ブログを開設してはいても、100%思った事が書けなかったり、写真や自己紹介などを詳細に書けないという制約も出てきます。
例えば、『仕事がつまらない』とか『将来起業しようと思っている』とか、『副業しようと思っている』ということは実名では書きづらくなりますね。
一番は解雇されるのを怖れていると言っていいでしょう。あとは、同僚から良く思われたいという気持ちがあるからでしょう。
でも、クビになったとしても、死ぬわけではありません。
会社にとって不利益になるような情報を書いているわけでもなければ、自分自身の考えを発信するのは自由だと思います。
もちろんその結果、良く思う人もいれば、悪く思う人も出てきますが、それは自然なことです。
逆にいえば、コソコソするからいけないのかな・・と。
例えば、SNSには、リアルの世界で言っている事とは正反対の事を書くこともあるかと思います。
リアルの世界で言っていることと、SNSで言っていることがまるっきり正反対であったとすれば、それは嘘ということになり、信用をなくすことにも繋がるのだと思います。嘘をつくからいけないのでは・・と言う事です。
誰に対しても、自分の考えを分け隔てなく発信すればいいのではないかということです。
発想の転換をすればいいと言う事です。
世間の目を気にしながらコソコソSNSをやるのではなくて、逆に自分をアピールするツールとして使う事も出来ると言う事です。
企業の採用面接などでは、履歴書や職務経歴書を書きますが、果たしてその中に自分の考えや本音をどれだけ詰め込むことができるでしょうか。
嘘は書かないにしても、ある程度飾りをつける部分はあるのではないでしょうか。
それは、企業によく思われたいという心理があるからです。
いわば、相手の生き方に合わせているということになります。
でも、捉え方を変えて、『万人に良く思われなくても良い』と考えてみたらどうでしょう。
ブログやSNSで自分の考えやこれまでの歩みを書けば、それがそのまま履歴書になりますね。内容も、履歴書みたいに堅苦しい書き方ではなく、その人の個性が表現されます。その人の人となりが垣間見える資料になります。
本心を書くので、滅茶苦茶なことも書くかもしれませんが、読み返してみると案外普通のことを書いていたりします。
直接企業に売り込むことをしなくても、インターネット上に情報を公開しておけば、もしかしたら、自分を気に入ってくれた人がアプローチしてくるかもしれません。
これからはそういう就職活動の仕方があっても、おもしろいのではないかと思います。
働き方も、就職して長期間の契約を結ぶ以外にも、単発の仕事の依頼とか、ちょっと話がしてみたい・・と言う形も有りです。
この方法であれば、両者にとってメリットがあります。
企業も気に入ってくれて、自分も、自分を偽ることがありません。
そのままの自分を受け入れて貰ったことになりますので、非常に仕事がしやすくなるのではないでしょうか。
自分の人生です。
自分で生き方を選ぶことは出来ます。
自分で付き合う人を選ぶことは出来ます。
自分をオープンにするという姿勢が大事だと思います。