La mia armonia

精神世界やスピリチュアリティなど、ちょっと不思議な世界をベースに、人生を前向きに生きる考え方を提案しています。起業やビジネスについても書いています。

受身の人生を卒業する 自発的な姿勢を養うために、行動し何度も失敗すること

日本では小学校から中学校まで9年間、高校や大学を含めると16年間もの間学校という場所で学ぶ時間があることになりますが、この期間って、全般的に自発的に考えたり、行動したりする時間は圧倒的に少ないのではないかな・・と思います。

 

というのも、授業では基本的に座学が多く、知識を与えられるだけだからです。現在の教育がどうなっているかわかりませんが、私がこれまで受けてきた教育はそんな感じでした。

 

もちろん、自発的に考えたり行動したりできるか否かは、本人次第ですが、人はつまらないことを長時間続けていると、気力が削がれる生き物です。

 

学校の勉強がつまらないと感じる人は多いと思いますが、それを長時間、毎日続けていると、知らず知らずのうちに気力が無くなってしまうのです。

 

社会人であれば、つまらない仕事を生活の為に仕方なく続けている内に、無気力になって、人生を諦めてしまうことと似ています。

 

知識の習得も大事ですが、知識は実体験を通して生きてくるものですし、一方的に与えられなくても、必要に応じて、いつでも自発的に学ぶことができますよね。

 

学校では、いろんな科目が提示され、その中から自分が好きな分野を見つけることはできますが、知識だけ学んでも、その分野での体験が伴わなければ、それが本当に自分のやりたいことかどうかは見えてこないものです。

 

仮に高卒や大卒で就職するにしても、何となく就職するのと、自分がやりたい事がはっきりわかっていて就職するのとでは、仕事に対する姿勢が変わってきます。

 

何事も目的が明確になっていれば、目の前の仕事に対しても、自分なりの意味を見いだせるものです。

 

現在の仕事が、本当にやりたいことではなかったとしても、本当にやりたいことがわかっているのなら、それは通過点に過ぎず、その仕事以外の時間を使って、やりたいことに向けた具体的な活動はできるし、現在の仕事からも、得られることを得ようという前向きな姿勢が生まれます。

 

しかし、ただ漠然と生きているだけでは、仕事も単に生きながらえる為に続けているだけになり、そこには喜びも成長もありません。

 

漠然と生きている状態は、思考停止状態とも言えます。人はつまらないことを続けていると、思考停止になってしまうのです。

 

高校、大学と順調に進学し、順調に就職したとしても、自分の人生について真剣に考える時間を持ったことが無ければ、いずれ行き詰るのは目に見えています。私がそうであったように。

 

何のトラブルも起きない人生も、ある意味では幸せと呼べますが、どこか毎日が味気なく、生活に張りが無かったりします。お金に不自由しないにも関わらず、心の喜びが少ないのです。

 

どうすれば自発的に考えるようになるか。それは『人生につまづく』ことです。

 

人は、何か問題が起きて八方塞がりになった時に始めて、自分は何のために生きているのだろうか?ということについて考え始めます。

 

学校の授業では退屈に感じられた哲学なども、その時ばかりは輝いて見えたりします。そうやって自発的に知識を吸収し始めた時が本当の学びと呼べるでしょう。

 

学校などで学ぶ学問が『知識の学問』であるのに対し、実体験に基づく学問は『徳慧の学問』と言われ、本来の学問とは徳慧の学問を指すそうです。人生哲学みたいなものですね。

 

もしあなたが現在学生なら、積極的に社会と何らかの関わりを持ってみるのも、有意義だと思います。SNSを通じたコミュニティや活動、アルバイトなど、何でも良いのです。

 

私の場合、10代後半の学生時代は、毎日学校に通って座学ばかり受けていて、アルバイトもほとんどしませんでしたので、21歳で就職するまで、まともに社会と関わる機会がありませんでした。

 

私のように、人づきあいが苦手でコミュニケーションが上手く取れない場合は積極的に社会に飛び出していくことは難しいと思いますが、だからこそ、怖れや恥を捨てて、何度も恥をかいたり、失敗したりすることが大事です。

 

私たちの人生には各々ステージが上がるベストなタイミングがありますが、人生をより有意義に過ごすために、そのタイミングを自らの行動によって早めることはできるのです。

 

万人に心を開く必要は無いのです。ただ、ほんの数人でも心を開いて接することが出来る関係があれば、人生に対して自信が持てるようになります。

 

そういう人間関係により早く出会う為にも、積極的に新しい世界に飛び出していくことは大事だと思います。

 

人は出会うべくして出会います。自分にとって今必要だから、今の人間関係があるのです。

 

人生に大きな影響を与える出会いもあります。

 

ただ、それはベストなタイミングで訪れるということです。そのタイミングは自分の行動次第では、早くも遅くもなります。

 

私のように、元々受け身な人間が、自発的に考える力や行動する力を得るためには、やはり場数を踏むことが必要です。

 

現代の教育は受身の人間を生み出しやすいシステムですが、例え環境が悪かったとしても、自分で生き方を選ぶことはできます。生き方を選んでいるのは常に私たち自身であるともいえますね。

 

若い頃はこの記事に書いたようなことを真剣に考える人は多くないかもしれませんが、先ほどお話したように、いろんなことにチャレンジして何度も失敗してこそ、自分がやりたいことの輪郭が分かってくるし、真剣に考えるようになるということです。

 

読んでいただいてありがとうございます!