私は25歳の頃、仕事がつまらなく感じて、無味乾燥な毎日を送っていました。当時は長野県でエンジニアをしていたのですが、仕事が上手く行かず、ある時どん底を経験したこともあり、仕事に対して前向きな姿勢を持つことができず、毎日を悶々と過ごしていました。
その頃、生きていく為に、このまま定年まで退屈な仕事を続けるしかないと思うと、今後の人生に対して八方塞がりな感覚を覚え、息苦しさを感じたものでした。
その頃の自分にとって、『仕事とは嫌なこと、面倒なもの、我慢するもの』という認識が強かったと思います。
好きなことをして生きていけたら楽しいだろうなあ・・と漠然と思ってはいても、具体的にどうしたらいいかまでは分かりませんでした。
会社や世の中に依存している生き方でした。
自発的に働こうという気持ちが足りませんでした。
それまで受身で生きてきたツケが回ってきたとも言えると思います。
とうとう自分の人生について真剣に考えるようになりました。
まず、本を読むようになりました。特にスピリチュアル系の本を読むようになりました。
インターネットで見るサイトも、生き方やスピリチュアルな内容が多くなりました。
越智啓子さんの『人生の転機は幸せのチャンス!』という本を買ったのが最初だったと思います。沖縄の青い海の写真が表紙になっている本です。
その本を買う以前、仕事で『越智さん』という方と話す機会があったのですが、その時、珍しい名前だなと思って、『越智』という名字が印象に残っていたから、同じ名字の『越智さん』が書いた本を買ったのかもしれません。
そうしていろんな本やサイトを見ている内に、とうとう出会ってしまったのです。その後の私の人生観に大きな影響を与えることになる本に。2011年の秋頃のことです。
その当時、毎日ワクワクしなかった私は、多分『ワクワク』というキーワードをグーグルに打ち込んでいたのかもしれません。
確か、スピリチュアル系のサイトを見ている内に、『バシャール』というキーワードが印象に残ったのです。
初め、バシャールって誰だろうって思っていたのですが、人生をよりよく生きる教えみたいなのが書かれていたので、多分昔の哲学者か何かだろうと思っていたのですが、『宇宙人』でした(笑)
兎に角、バシャールというキーワードが気になって、本を買おうと思い、松本のTSUTAYAに足を運びました。
そうしたらドンピシャでした。
その書店にはちょうど一冊だけバシャールの本が置いてあって、その本を迷わず買う事にしたのです。
その本が『BASHAR GOLD』という本でした。
その本には衝撃的な事がたくさん書かれていました。
初めは何となく読んでいて、ふ~ん、そんなものか・・程度に感じていたのですが、後々、その本の内容が良く理解できるようになってくると、改めて内容の凄さに驚かされるのでした。
精神世界の本はたくさんありますが、私にはバシャールが良く合っていると思います。
文章に難しい表現や堅苦しい表現がなく、わかりやすいこともありますが、バシャールの本を読んでいると不思議な気持ちになるのです。
内容がハートにスーッと入ってくるような、染み込んでくるような・・そんな感じ。
頭で理解しているのではなく、何となく腑に落ちる感じです。何の根拠も無いのですが、本に書かれてあることが真実だと思えるような・・不思議な気持ちになります。
非常に心が軽くなると言ってもいいでしょう。
この本は人の感性に訴えるエネルギーを持っている気がします。
人生を変えた一冊の本というのは、人それぞれあると思いますが、私にとってこの『バシャール』は十分それに値する本になりました。
バシャールといえば、『ワクワクすることをしよう!』というのが、ひとつの決まり文句のようになっていますが、私はバシャールの真骨頂は、この世界に対して『中立的な視点をもつこと』ではないかなと思っています。
起きたことに決まった意味はなくて、その意味はわたしたちが自由に決めることができて、さらに、人生というのは、わたしたちが決めた意味通りになる。だから、人生に意味は無い。意味は私たち自身が勝手に決めればいい。
精神世界やスピリチュアリティに興味がある人は、バシャールを読んでみると面白いですよ。バシャールゴールド以外にもペーパーブック(1~8巻)や著名人との対談本などが出版されています。
初めて買ったバシャールの本『BASHAR GOLD』(バシャール ゴールド)