会社員時代の私は、仕事に行き詰っていたこともあり、病んでいました。
掃除や身だしなみに気を使うことが面倒になっていました。
人と関わるのが億劫になっていました。
服装も態度もシャキッとせず、周囲の人にも余り良い印象を与えていなかったでしょう。
そんな私を見かねたのか、靴を買いに行こうと会社帰りに誘ってくれた先輩がいたり、何かと気にかけて話しかけてくれる先輩がいたり・・今思えば、いろんな人にお世話になりました。
ある日の仕事帰り、いつものように、コンビニに寄る途中、犬のフンを踏んでしまった事がありました(笑)。
今思えば、長い事ぼろい靴を履き続けているのを見かねた私のガイドスピリットが、『そろそろ新しい靴に履き替えなよ』とメッセージをくれたのかもしれません。
でも私は頑なにその靴を履き続けようと思い、お風呂場で靴についた汚れを落とした後、洗濯機で靴を洗濯してまで履こうと思ったのでした。
新しい靴はあったのですが、靴や服を変えると、周囲の人に何か言われることが恥ずかしくて、変えるのを躊躇してしまう当時の自分がいました。
でも、結局この一件で、新しい靴を履くことになりました。
今思えば、当時の自分は、臆病で、恥ずかしがり屋で、仕事も出来なくて、自分に自信が持てませんでした。
みなさんも、仕事が上手く行かなくて自分に自信が持てない時があると思います。
そんな時は、少し休むこと、それから自分の軸をもう一つ持つことが良いと思います。
仕事で長期休みが取れるなら取ってみる。それが難しければ仕事自体を辞めることも選択肢としては有りだと思います。本当に病んでいるなら、それくらいしてもいいと思います。
頼れる人や家族がいるのなら、一時甘えてみる・・それでもいいと思います。私がそうであったように。
見栄や体裁などどうでもいいと私は思います。自分の人生を真剣に考えているなら、それは捨ててしまいましょう。
見栄やプライドはエゴからくるものです。自立して生きることは素晴らしいことですが、自立して生きなければならない事に執着する事もまたエゴです。
少し休んだら、これまでやってみたかった趣味や何かを始めてみると良いでしょう。それが、もう一つの軸を持つということです。
人は、つまらないことをしている時は、エネルギーが枯渇しています。
その為、何をするにも無気力感に苛まれて、人生が楽しくありません。
まずは嫌なことを減らし、少し休むこと、それから好きなことを少しずつ始める事が大事です。
好きなことをすれば人は輝きます。エネルギーが湧いてきて、小さなことはそれほど気にならなくなります。少しずつ自分に自信が持てるようになります。
あとは完璧主義を緩めること、固定観念を手放すことです。
理想が高いのは結構ですが、常に現状とのギャップを感じて、自分を傷つけているようでは好ましくありません。どんな自分であったとしても、あるがままに楽しんでみる姿勢をもつと良いでしょう。
あとは、常識に囚われないことです。物事に当たり前なことはありません。単に視点の違いがあるだけです。
『正しさ』ではなく『自分はどう感じるか』という声に耳を傾けてみると良いでしょう。
思い込みを外し、人生に柔軟な姿勢を持つことができるだけで、大分生きやすくなりますよ。