人はいずれ死にます。
生きている時間の差こそあれ、永遠という時間の中では、その差もゼロに等しいものです。
生活の為に仕事をすることも大事ですが、それ以上に、自分のしたいことをすることが大事だと私は考えます。
ただ生きながらえる為だけに行動を起こすのは人生本来の意味からずれていると思うからです。
人は幾度も生まれ変わり、いろんな体験をしています。
この人生は一度きりと考えた場合、下手に挑戦してリスクを冒すことよりも、多少つまらなくても、安定した無難な道を選んで、生きている間は苦しむ事がない方が良いと考えることが自然です。
でも、人生は一度きりではありません。
人生は一度きりではないという『視点』を受け入れると、人生に対する姿勢が変わってきます。
私の場合は、失敗を恐れず挑戦してみようという気持ちが強くなりました。
私たちが何度も地球に生まれてくる目的は、単純に言って、いろんなことを試す為です。
そうすると、試す為に生まれてきたのに、毎回可もなく不可もない人生ばかり送っていたらどうなるでしょう。それは本来の目的からすれば本末転倒なのではないでしょうか。
もちろん、それでも全然構わないわけだし、輪廻を忘れてしまっていれば、そういう生き方を選択するのも無理はありません。
でも、この人生で『魂は永遠であること』を知ったのであれば、これからの人生ですることはおのずと見えてくるはずです。
例えば、ずっとやりたかっとことへの一歩を踏み出すこと、日常の些細な幸せをかみしめるように生きること、自分の気持ちを素直に表現すること・・・。
いまあなたがこのような文章をここまで読んでくれたということは、あなたは『人生の意味』や『如何に生きるのか』について真剣に考えているのではないでしょうか。
人生をよりよく生きる為の方法は色々ありますが(お金持ちになる方法とか成功法則とか)、根本になるのは、『何のために生きるのか』、『なぜ生まれてくるのか』、『この世界は一体何なのか』ということを知る(思い出す)ことだと私は考えます。
それが分かれば、おのずと自分がこの人生で何をしたいか、何をすべきかが分かってくるからです。
その結果、他人の生き方に流されない、自分の生き方が出来るようになります。
例え短い一生だったとしても、その間、心の震える体験が出来たなら、その人生は幸せだったと言えるのではないでしょうか。
大事なのは生きている時間の長さ、人と関わった時間の長さではないと思います。
その体験を通して『どれだけの気づきがあったか』、『どれだけ心の震える体験が出来たか』に意味があるのではないでしょうか。