やりたいことの本質と手段の違い
私は以前エンジニアとして働いていましたので、エンジニアという職業を選ぶ事について考えてみましょう。
例えば、車やバイクが好きな人が、エンジニアになりたいと思っていたとします。
でも、車やバイクが好きな人が、必ずしもエンジニアに向いているとは限りません。
車やバイクに乗る事が好きなのか、作ることがすきなのか
車やバイクが好きだからエンジニアになろうとするのも悪くない考えですが、自分は車やバイクのどんな側面に惹かれるのか、ということをもう少し考えてみると良いでしょう。
例えば、『車やバイクに乗ること』が好きなのか、『作るのが好きなのか』と言う事です。
乗ることが好きならば、本質的には『何かを自由に操ることが好き』なのだという見方ができます。
その場合、エンジニアにならなくても、車やバイクを借りて運転するだけでいいかもしれません。
或いは、車やバイクと関係なくても、自分で自由に発想して仕事をするというスタイルや、起業して自分のペースで仕事をするスタイルが合っているかもしれません。
また、単に『かっこいい車やバイクに乗っている自分が好き』なだけかもしれません。この場合、魂の欲求というよりも、エゴの自己満足からくる欲求という見方ができます。
逆に、自分が携わる製品そのものに興味が無くても、物を作りこんだり、研究したりする事が好きな人ならエンジニアに向いているでしょう。
エンジニアの仕事は、工夫を凝らして、製品を作りこむ地道な作業が多いからです。
『好きなこと』を実現する為の手段はいくらでもあります。
車やバイクは、『好きなことの本質』ではなくて、『好きなことを表現する手段』の一つに過ぎないと考えると、仕事の選択肢が広がると思います。
兎に角やってみないと、好きかどうかもわからないと思う
やってみたい仕事があった時に、実際にその仕事をしてみて、長く続けられて、さらに心が満たされているようであれば、それは本当に好きだったという事になるでしょう。
好きなことかどうかを見極める為に、やはりある程度時間をかけて『やってみる』事が必要だと思います。
特に、私のような行動力のない受け身の人間は、意識的に『やってみる』事が大事です。
一回やってみると、続けたいのか、本当に好きかどうかがわかってきます。
やってみて本当に楽しければ、それを続けるうちに能力も磨かれていきますが、やらないで想像しているだけだと、能力は伸びません。
やってみて初めて、自分は何も分かっていなかったという事に気づいてきます。想像して自己満足するだけになっていないかを確かめることが大事です。
想像したり、趣味で好きなことが出来ればいいだけなら、それでも良いかもしれませんが、好きなことを本気で仕事にしようと考えているなら、まずやってみることが大事だと思います。
好きなことを一つ行動に移すと流れが変わる
私はちょっと前まで引きこもってばかりいて、好きなことを仕事にしたいという漠然とした願望はあっても、実際に何かを行動に移すことはしませんでした。
ただ、それまでの流れを変えたくて、行動を起こしました。
気になっていたことや好きなことはあったので、それをやってみたのです。
会いたい人に会いに行った
私の場合は、会いたい人がいて、その人の事がその時一番気になっていたので、その人に会いに行きました。
そうしたら、流れが変わりました。好きなことをまずやってみると、次々やりたいことが出てきます。
愛車を手放した
次にしたことは、それまで所有していた2000ccのスバルを売った事です。
車を手放したことで一時的に潤ったので、いろんなことができるようになったばかりか、心が軽くなりました。
いろんなセミナーを受けに行った
その次にしたことは、自分の人生のブループリント(マスタープランのようなもの)について知りたかったので、東京にキネシオロジーの個人セッションを受けに行ったことです。
そうしたら、今度はキネシオロジーに興味が湧いてきて、自分でもやってみたいと思うようになり、キネシオロジーの初心者向けセミナーを受けにまた東京に行きました。
その時、実は東京にキネシの初心者向けのセミナーを受けにいくか、アメリカのロサンゼルスに上級者向けのセミナーをいきなり受けにいくか、迷っていたのですが、資金的な問題もあり、まずは基本を体験してみようと思って、初心者向けセミナーに行ったのでした。
そうしたら、セミナーを受けた後、それほどキネシオロジーを自分でやりたいとは思っていない事に気づいてきました。
私の場合、キネシオロジーを生活に役立てたいとは思っていますが、それを究めたいとか、仕事に使えるようにしたい・・とまでは今の時点では思っていない気がしたのです。
起業という選択肢も考えるようになった
また、キネシオロジーの個人セッションで、私の魂が望んでいる働き方について検査したところ、起業することもOKと分かったのですが、それがきっかけで、その後、起業したいと思うようになりました。
で、現在は、起業に向けてブログを書いてみたり、セルフブランディングのセミナーに参加してみたりしています。
また、それまでスピリチュアル系の本ばかり読んでいたのですが、ビジネスに興味が湧いてきたので、ビジネス書を読むようになったりしています。
ipadやスマホが欲しくなった
最近は、ipadやスマホを買ってインターネットをしたいと思うようになり、ipadの値段やインターネットにつなぐ方法などを調べています。
それは、家に引きこもって、机に向かってインターネットをするスタイルに飽きたからです。何事も飽きるまでやってみる事で、次にしたいことが分かってきます。
と、このように、実際に行動してみることで、流れが変わります。
ここに書いてあることは、ごくごく当たり前な事だと思いますが、かつての私のように物凄く受け身で行動力のない人間にとっては、まず最初の一歩になると思います。
是非好きなことの一歩を行動に移してみてください。