ブログを書こうと思ってキーボードに手を置いている時以外にも、ブログに書きたくなるような良いアイディアが浮かぶことがあります。
それは、音楽を聴いて良い気分に浸っている時や、独り言を喋っている時などです。
その時思い浮かんだアイディアを文字に書き起こそうと思っても、どうしてもワンテンポ遅れが生じます。
例えば、はてなにログインして記事を書くボタンを押したとしても、エディタが立ち上がるまでに時間がかかります。
また、キーボードを叩くというワンクッションが生じます。
さらに、PCの画面に表示された文字の誤字脱字や変換ミスなどを確認しながらタイピングするので、そちらに気を取られて伝えたかった事が上手く表現できなかったり、アイディアを忘れてしまったり、話題がそれたりすることもあります。
また、タイピングした文章を読み返してみて、あれ、なんかおかしい・・・と思って修正する事もあります。そうしている内に、『伝えたい事』の新鮮さがどこかに飛んでしまうのです。
私の場合、思い浮かんだアイディアをすぐに誰かに伝える為に最もスムーズな方法は、やはり口で話す事です。
指を動かして文字を書き起こすよりも、直感的に、リアルタイムで、自分がその瞬間に伝えたかった事を伝えられるからです。会話の場合、話の内容が抽象的だったり、言葉を間違えたりした場合でも、雰囲気やニュアンスで伝える事ができるというメリットもあります。
相手に何かを伝える為の原動力は、会話もタイピングも同じで、感情や心の動きが主な原動力になりますが、タイピングの場合は感情を表現するまで時間が生じてしまうので、伝えたい事が上手く伝わらない事もあります。
とはいえ、文章で伝える場合、後から何度も推敲する事によって、分かりやすく伝える事が出来るメリットがあります。また、時間が経っても残るというメリットもあります。
そういう意味で、文章に自分の考えをまとめるのは良いのですが、浮かんだアイディアやその瞬間に伝えたい事を如何にスムーズに、正確に、文字に書き起こせるかという事が、今後納得の行く文章を書く為の課題になりそうです。
ボイスレコーダーを買ってきて、独り言を録音しておいて、後から文字に書き起こすという方法も有りだと思います。
ログミーというツールがあるけれど、独り言にも対応しているのだろうか・・・という事も考えたりします。
私は案外、独り言を言っている時に、自分が伝えたい事を言っている事が多いです。その時、『ああこれ文章に記録したい!』っとなっても、若干の面倒くささが生じる為、ワンテンポ遅れたり、行動しなかったりしてしまうのです。
心の動きと指の動きのシンクロ度合いを上げれば、もっとスムーズに書けるかもしれません。もちろんその為には技術の習熟が必要になりますが。
いずれにしても、感情や心を言葉にするのか、文字にするのかという違いはあるにせよ、そのようなファジーなものを、言語という具体的な形に変換する回路が鈍い事にも原因があるでしょう。