La mia armonia

精神世界やスピリチュアリティなど、ちょっと不思議な世界をベースに、人生を前向きに生きる考え方を提案しています。起業やビジネスについても書いています。

強く思い描いたことは実現する

最近、京セラの創業者、稲盛和夫さんの著書『生き方』を読んで、その中の『強く思い描いたことは実現する』という言葉が印象に残っている。私は、精神世界や自己啓発に興味があるので、自分の信じたことが現実になることはよくわかっているのだが、ちょっと足りない部分があったことに気付かされた。それが、『強く思うこと』である。そこで、私なりに、思い通りの現実を創るためのポイントを考えてみた。

 

基本は、ハートに従い、適度に頭も使う

まず、否定的な思い込みを手放すこと。否定的な思い込みが強ければ、それだけ現実創造に大きな影響を与えるから。

 

次に、頭で考え過ぎるのをやめること。というのも、私は現実の作り方って大きく分けて二通りあると思っていて、1つは頭で考えてその通りに行動していくこと。そしてもう一つはハートの赴くままに生きること。前者は『やりたい』よりも、『こうすべき』という、思考を元にした正しさを指標に行動を起こし、後者は、その時の心地よい気持ちや感覚に従って行動を起こす。こうすべきという考えは二の次である。

 

また前者は、自分がした行動により、不本意な結果になった場合、ネガティブな感情を抱き、さらに解決策を考えて行動する。それに対し後者は、起きてきた事を、とりあえず楽しむ。仮に不本意な結果であったとしても、その状況のポジティブな側面に意識を向ける。 

 

頭で考えすぎるのをやめることと書いたのには、二つの理由がある。頭がいい人ならば、思考力は望む現実を創るのに役立つ。しかし、物事に幸せな側面を見いだすハートの感性が育っていないと、単なる頭でっかちになってしまい、傍から見ればうまくいっている人生であったとしても、本人の幸せ度は低いということもある。これが1つ目。

 

二つ目は、頭で考えすぎると、かえって現実が複雑になるためだ。現実が実現する可能性を狭めてしまうとも言える。特に、私のようにあまり頭の回転が速くない人は、ハートの感性を、『望ましい現実を引き寄せるための磁石』として使って生きる方法が楽なのではないかと思う。要は、自分で思考を働かせて、あれこれお膳立てをしなくても、ハートの感性さえ自分の望む状態に調整しておけば、後は具体的な形は宇宙が勝手にお膳立てしてくれると言う事だ。

 

思考と感情、どちらが大事というわけではないが、自分にあった割合に調整すると良いと思う。考えるのが好きな人なら、思考力を多めに使って現実を創り、感覚的に生きるのが得意な人は、ハートの感性に身を委ねながら生きていけば良いと思う。ただ、私は、人間の本質は心とか魂と呼ばれる領域であって、それがこの私たちの肉体では、心臓のあたりの感覚として表れてくるのだと思うので、人間はハート優位で、思考はそれに従うという位置付けが望ましいと思う。

 

簡単にまとめると、ハートの赴くままに生きて、たまに頭を使って考えること。そしてそこにプラスされるべきなのが、『強く思うこと』である。

 

ワクワクを構成する3要素

ハートにゆだねて生きること。これはいわば静かなワクワク、心の平穏である。今ある幸せに気づく感性といっても良い。

 

個人的にワクワクには3つの要素があると思っていて、1つは静かなワクワク・心の平穏、もう一つは情熱や好奇心・心が高揚すること、そしてもう一つは、辛い体験をした後に生まれる慈しみの心・優しさ。

 

情熱や好奇心に後押しされて、強く思うこと、そして積極的に行動していく事がプラスされると、人生はさらに楽しくなるのだと思う。つまり、人生を幸せいっぱいに生きようと思ったら、上に書いた3つのワクワクの要素をコンプリートするのが良いと思うのだ。

 

潜在意識に自分の思いを刻み込むには

強く思うと言う事は、潜在意識に深く自分の思いが刻み込まれることである。どうしたら潜在意識の深くまで思いが浸透するか。それは四六時中そのことについて考え、感情を味わっているということである。夢に出てくるようになったら良い線。

 

四六時中考え続けられること=好きなことだと思う。そういう意味で、自分にとって大好きなことや情熱を傾けられることは、それを実現するのが容易であり、その資格が自分にはあるということだ。

 

こう考えると、迷わずに好きな事を追求する、思いを馳せることが大事なのだとわかる。私たちは、もっと夢を見てワクワクしても良いのだと思う。

 

変な理由をつけて諦めるのは自由だけれど、ほんとに実現したいのなら、諦めずに思い続ける事が大事なんじゃないかなぁと思う。人生ってそのためにあるものだと思うから。

 

潜在意識に想いを浸透させる方法として、鮮明なイメージを描くと言う方法がある。私たちの多くは、頭の中でイメージを見ることができても、それはどこか曖昧でぼんやりとした映像だ。例えば普段皆さんが暮らしているお部屋のイメージを思い浮かべてみてほしい。その時、家具の正確な位置や壁紙の模様、絨毯のシワ、お部屋の匂いまで、ありありとイメージで描き、知覚できる人がどれだけいるだろうか。

 

鮮明なイメージを描くとは、このように、自分の夢が実現した状態をありありと、まるで現実であるかのように感じるということだ。

 

イメージが具体的であればあるほど、それが潜在意識に対する強烈なメッセージになると言う事。鮮明なイメージを見せてくれるのが右脳の働きだ。さらに右脳は潜在意識(間脳)にアクセスするカギとなるので、右脳を使って鮮明なイメージを描くことがポイントになるわけなのだ。

 

ただ、強く思ったことが実現すると言う観点では、そこまで鮮明なイメージを描けなくても、意思の力で強く想い続けるだけでも効果はあると思う。

 

ここで重要なのは、ただ想いを馳せるだけでなく強く思い続けるということである。

  

そのために、目に見える形でアウトプットしておくとか。例えばやりたいことや実現したいことを紙に書くと言う方法がある。

 

紙に書いた事は実現するとよく言われる。

 

私は昔これと同じことをして夢を叶えたことがあった。私は中学の頃、高専と言うエンジニアになるための学校に進学したくて一生懸命勉強していたんだけど、その時、強く思っていたことに加え、『高専絶対合格』と紙に書き出して、勉強机の見えるところにいつも貼っておいた覚えがある。

 

意思の力は想像以上に強力だと思う。思えば若い頃は、まだ固定観念がなかったこともあるけれど、自分の意思を自分で鼓舞し、物事を実現してくことを自然に行っていたし、それが楽しかったように思う。その力を自分が1番よくわかっていたのだと思う。

 

さて今日は、強く思い続けることの重要性について考えてみました。長くなりましたが読んでいただいてありがとうございました。