La mia armonia

精神世界やスピリチュアリティなど、ちょっと不思議な世界をベースに、人生を前向きに生きる考え方を提案しています。起業やビジネスについても書いています。

お金の無駄遣いを減らす お金を大事に使う

私は、社会人になってから6年間エンジニアとして働いていたのですが、当時の生活は、今思えば、貧乏人まっしぐらな生活でした。

 

というのも、お金の使い方が下手だったからです。お金に関して無知であったとも言えるでしょう。今もお金に関しては日々勉強中なのですが、当時はお金について真剣に考えることをしませんでした。

 

会社の年末調整や棚卸でさえも、面倒に感じていて、その意味や目的も、よく分かっていなかったほどです。

 

当時は、生活に困らないだけの収入を得られていたこともありますが、無駄遣いが多かったと思います。

 

一番大きな無駄遣いが、新車を購入したことです。社会人2年目の夏、憧れていたスバルのレガシィという車を3年半のローンを組んで買ったのです。総額で370万円くらい!

 

クルマを買うと、維持費がついてまわります。ローンに加え、ガソリン代、任意保険、年一回の税金。車検代。私の場合は車が趣味の対象でしたので、あれこれパーツを購入したりして、そちらにも出費がかさみました。税金に関しては、排気量が2000㏄だったので、39,500円です。

 

今なら、新車は絶対に買いません(笑) 仮にどうしても車が必要なら、まずは中古車を探します。ローンも組みません。一括で買います。でも、当時の私は新車至上主義でしたので、最初から中古という選択肢はありませんでした。

 

今思えば、これらの考え方が、貧乏人まっしぐらの考え方だったかなと思います。

 

『車や持ち家は負債』という考え方があります。

 

自分のポケットからお金を奪っていくものが負債であり、自分のポケットに自動的にお金を入れてくれるものが資産であるという考え方です。

 

この視点を採用すると、車は負債になります。持っていても、維持費がかかるだけだからです。

 

クルマを所有することによって、自分が楽しい時間を味わうことができるメリットはありますが、それとは裏腹に、お金は減っていきます。

 

車を所有することは、それだけでは利益を生み出してはくれず、単なる自分の欲を満たすための消費になってしまうのです。

 

お金を増やしたければ、消費を減らす必要があります。負債ではなく、資産をもつ必要があります。どうしても車が欲しいのなら、買えばよいのですが、本当に欲しいかどうかをじっくり見極めることも大事かと思います。

 

ユダヤ人大富豪の教えという本の中に、『どうしても欲しいものがあった場合、一週間待ちなさい。それでも欲しいものは、もう一週間待ちなさい。それでも気持ちが変わらなかったら、それを買いなさい』という一節がありますが、私は、欲しい物がある時、この一節を常に思い浮かべます。

 

実際に、私は今、タブレットPCが欲しくて、いろんな機種を調べているのですが、その中でもアップルのipadマイクロソフトsurfaceが気になっています。

 

気になって、色々調べていたのが、大体1~2週間前で、その頃は欲しい! すぐにでも注文ボタンを押しそうな勢いだったのですが、現在はどうかというと、そんなに焦って買う必要はないかな・・という気持ちです。

 

確かにタブレットがあればビジネスにも使えるし、ブログの更新もできるし、インターネットにどこでもアクセスできるので、ワクワクはするのですが、何も、焦ってお金を使う必要はないのです。

 

時が経てば、人間の気持ちも変わるものです。

 

あまり慎重になりすぎても、ワクワクの気持ちを殺してしまったり、チャンスを逃したりする場合もあるので、ケースバイケースだとは思いますが、慎重になって、悪いことはありません。

 

話を車に戻すと、クルマを買うタイミングも大事だと思いますが、売るタイミングも大事だと思います。

 

私は、エンジニアを辞めた後、しばらく実家でくすぶっていたのですが、その間、収入がないにも関わらず、車を手放しませんでした。その後、車は手放したのですが、今思えば、もっと早くに手放すべきだったということです。

 

仮に収入があったとしても、ただでさえ、自分のポケットからお金が減っていくのに、無収入であれば、そのスピードはもっと早くなります。考えれば分かることなのですが、当時の私がいかにお金に無頓着であったのかが分かります。

 

おまけに、オートバイの免許を取得して、オートバイを50万円で購入もしました。オートバイを買うと、ヘルメットやジャケット、ブーツ、手袋、シートバッグなど、車以上に出費があります。クルマと同様、任意保険などの維持費もかかります。車という負債に加え、さらにオートバイという負債を自ら背負っていたわけです。

 

もちろん、趣味だったので、楽しい時間を創出することはできましたが、今思えば、愚の骨頂です。

 

退職時に200万円ほどあった貯金も、あっという間に減っていきました。

 

なぜ車を手放さなかったかというと、簡単に言えば、見栄やプライドです。

 

レガシィは趣味性の高い車で、確かに素晴らしい車なのですが、自分がそれをもっていることで、自分の価値を高めようとしていたのかもしれません。でも、自分が凄いのではなく、その車や、その車を作った人たちが凄いだけなのです(笑)

 

いわば、車を自分のアイデンティティの一部にしていたのです。でも、手放してみれば、意外とあっけないものでした。今では執着は微塵もありません。

 

自分のポケットからお金を奪っていくものを負債と定義するならば、見栄や執着心もまた、負債と呼べるでしょう。それが原因で、無駄なお金を使ってしまうのだから。

 

お金を無駄遣いしてしまう原因には、物事に対する無知があります。

 

例えば、車検を取る時に、一般的には購入したお店や代行業者にお願いするわけですが、実は自分で車検を通す方法もあります。

 

自分で通すと、人にお願いする代行料がかかりませんので、その分安くなります。1~2万円くらい。

 

あとは、自分で整備できる人なら、整備代金もかかりません。

 

仮に整備だけをプロにお願いして、車検場には自分で行くこともできるわけです。

 

今は、インターネットがあるので、自分でいろんな情報にアクセスすることができます。ちょっと時間を使って、調べることさえできれば、せっかく自分の手元に来てくれたお金をより望ましい形で使うことができます。

 

お金があるなら、プロにお願いすることも出来ますが、お金があったとしても、できるだけ節約することも大事だと思います。生き金を使うということなのです。

 

一回の出費は少なくとも、長い目で見れば、大きな出費になります。

 

お金を賢く使うことと守ること、いわば、お金の知性になりますが、最近、この重要性をひしひしと感じています。

 

読んでいただいてありがとうございます!