La mia armonia

精神世界やスピリチュアリティなど、ちょっと不思議な世界をベースに、人生を前向きに生きる考え方を提案しています。起業やビジネスについても書いています。

日本酒に興味をもったきっかけ

皆さんは日本酒を嗜みますか?

 

私はお酒の中でも日本酒が好きで、しばしば口にするのですが、今日は私が日本酒に興味を持ったきっかけを書きますね。

 

最初に日本酒に興味を持ったのは学生時代、18~19歳の頃です。まだ飲酒経験はなく、お酒の美味しさなどはまったくわからなかった頃です。

 

私が日本酒に惹かれたのは、『るろうに剣心 追憶編』というアニメを見たことが最初のきっかけでした。

 

物語に登場する剣心の師匠、比古清十郎は飛天御剣流の継承者で、朝日山 万寿というお酒を愛飲しています。その比古清十郎が余りにも格好よく日本酒を嗜むので、そこに惹かれたわけです。

 

物語の冒頭に、比古清十郎が川辺で盃に注がれたお酒を一口含んだ後、『病んでいる・・時代も、人の心も』とつぶやくシーンがあります。

 

自分の心の状態は世の中の状態と密接にリンクしており、心が病んでいれば、世の中もまた荒んでいる。或いは、心が病んでいる所為で、世の中のネガティブな側面を掬い取ってしまう。

 

そしてお酒の味もその影響を受ける。お酒の味は、自らの心の状態を映し出す鏡でもある・・・そんなことがメッセージとして伝わってきました。

 

また、清十郎が剣心に、お酒の美味しさについて語るシーンがあるのですが、そのセリフがまた格好いいのです。

 

剣心が新政府側の刺客として、幕府の要人に天誅を繰り返している時期、日本酒を飲んで『不味い。血の味しかしない』とつぶやく場面があります。そのあと、昔比古師匠が言っていた次の言葉を回想するのです。

 

『春は夜桜 夏には星 秋に満月 冬には雪 それで十分酒は美味い。それでも不味いんなら、それは自分自身の何かが病んでいる証だ』

 

『お前もいつか酒の味が分かるようになる。その時は美味い酒を酌み交わそう』

 

実写版の映画でもこの台詞は登場していましたが、結構深いことを言っていると思いませんか?

 

世の中をどう感じるのかは結局私たちの心の在り方次第だということです。心地よい現実を体験したかったら、まずは自分自身が心地よい心の状態でいなければならない。私たちの心の状態はお酒の味にも映し出される。

 

四季折々の風景は、言ってみれば、いつでもそこにあるわけで、特別珍しいものではなく、私たちにとってはほんの些細なことです。

 

しかし、その些細な出来事の中に、美しさや幸せを見出せるということは、心が穏やかで感性が研ぎ澄まされているということです。

 

幸せというのは日常の些細なことの中に転がっているものです。ただ私たちがそれに気づくか気づかないかの違いがあるだけで。

 

スピリチュアルなことを日本酒を題材にしてさらっと表現していますよね。

 

比古清十郎がお酒を飲むシーンが格好よく見える理由のひとつは『盃でお酒を飲んでいる』ことが挙げられます。

 

現代ではあんな飲み方をする人は中々いませんよね? 盃にお酒を注ぐと、本当に一口分くらいしかないのだけれど、そうやって、何度も注ぎ足してお酒を嗜むことが、味があって良いのです。

 

彼が愛飲している『朝日山 万寿』というお酒は新潟県のお酒がモデルではないかなと思います。朝日酒造から『朝日山 萬寿盃』という名のお酒が出ていますね。

 

こういった背景があって、社会人になってから、日本酒というカテゴリに自然に興味を持つことができ、その後大好きなお酒のひとつになりました。

 

現在では日本酒の味も幾らか分かるようになり、たまに比古清十郎のセリフを思い出しながら、日本酒を楽しんでいます。

 

お酒の味は、酒器や場所、一緒に飲む相手によっても変わってきます。また、心身の状態によっても善し悪しが変わってきます。

 

お酒が常に美味しく感じられるように、いつも自分の心をクリアにしておくことを心がけたいものですね。

 

さて、冷蔵庫にある据え置きの福小町でも嗜むかな(笑)

 

読んでいただいてありがとうございます!