La mia armonia

精神世界やスピリチュアリティなど、ちょっと不思議な世界をベースに、人生を前向きに生きる考え方を提案しています。起業やビジネスについても書いています。

人生は一度切り・・・ではない

皆さんは何の為に仕事をするのか?という問いに対してどう答えますか?

 

私の場合は『自分のエッセンスを表現して世の中と分かち合う為』と答えます。何だか偉そうな物言いですが、こう思っています。

 

この質問に対し、『生活の為』や『生きるため』と答える人も多いと思いますが、でもそこで、『ではなぜ生きているのか』『何のために生きるのか』ということについて考えてみましょう。

 

生きる上で、『何のために生きるのか』というテーマは最も本質的な疑問の一つではないでしょうか。この答えが分かっていれば、おのずと人生の方向性が定まり、迷いが無くなるからです。

 

『何のために生きるのか』を考える時、スピリチュアリティという視点はその答えを見つける良きツールになります。

 

スピリチュアリティとは、簡単に言えば、『人生は一度切りではない』『人間の本質は意識や魂であり、肉体は仮の姿である』という考え方です。この考え方があるのと無いのとでは、人生に対する姿勢が180度変わってきます。

 

生まれ変わりを前提に、この人生を考えるようになるからです。死後、私たちの人格(自我)は消えて無くなるかもしれませんが、この宇宙そのものは消えてなくなりませんよね。宇宙は既に存在しているので、その存在自体が消えてなくなることはないのです。有は決して無にはならないということです。

 

私たちの命(意識)もその宇宙(有)の一部です。私たちが死と思っているのは『肉体の死』であり、私たちの命(意識)そのものが消えてなくなることはないのです。そういう意味で私たちが死ぬことはあり得ないんじゃないかなって思っています。私たちは常に生きていると言えるでしょう。

 

死後、現在の私たちの人格のまま生まれ変わることはできないかもしれませんが、何らかの形で、また人間としてこの地球に命を持って生まれてくることはできると思っています。もちろん地球以外でもOKです(笑)。

 

簡単に言えば、私たちの人生は『試し』ではないでしょうか。私たちが、何かを試すためにいまここにこうして存在していると思えば、失敗を恐れず、いろんなことにチャレンジしてみようと思えてくるのではないでしょうか?

 

だからこそ、仕事に対するスタンスも違ってきます。私の場合、やはり『好きな事』を仕事にしようという気持ちが湧いてきます。試す為の人生なのに、やっていて意味を感じられない、長年続けても喜びも成果も得られない、ただ『生活の為』だけに仕事をすることはどこかおかしいと思えるからです。なぜなら、ただ生きながらえる為に生きているわけではないからです。

 

さらに、仕事という枠にとらわれず、人生の時間、一コマ一コマを、情熱や好奇心を味わいながら過ごしたいと思えてきます。或いは、日常の些細な一コマ一コマを噛みしめるように大事にして生きようとも思えてくるのではないでしょうか。

 

もちろんつまらない仕事を続けても全く問題ないのですが、要は、どんな人生にするのかは常に自分で自由に選べるということです。仮につまらないと文句を言いながら仕事を続けていたとしても、それ自身もその人の選択の結果であることに変わりはありません。

 

人生は一度切りではないと考えると、心に余裕が生まれます。人生で起きてくる様々な怖れや不安や葛藤も受け容れられるようになります。体験できるすべてのことに価値があるのだと思えるようになります。その結果、より楽観的な姿勢で『人生に対してチャレンジの姿勢』を持つことができるのです。

 

逆に、人生は一度切りだと考えた場合でも、『だからこそチャレンジしてみよう』、『自分の好きなように生きよう』という考え方も生まれます。人生を一度切りと考えた方が、ある意味では『後が無い』ので、本気で向き合うことができるとも言えます。それはそれで『人生は一度切りではない』という真実を忘れるからこそできる大変エキサイティングなチャレンジであり、その体験自体に価値があるということです。

 

しかしながら、現代は必死になり過ぎる余り、本当に死んでしまったり、大変な苦しみを味わってしまったり、人生に対して絶望してしまうことが往々にしてあり、そんな時は、『人生は一度切りではない』ことを受け容れるだけでも、大分心が軽くなります。

 

現在人生が八方塞がりで苦しんでいる方も、そうでない方も、『人生は一度切りじゃない』ことを受け容れることによって、大分生きやすくなるのではないでしょうか? この考えを採用するかどうかはあなた次第ですが、ひとつの提案としてはアリだと思います。

 

私たちはこれまで何百回もの転生を『人生は一度切りである』という前提の元で生きてきました。ただ、現代では『人生は一度切りではない』という考え方は主流になりつつあります。私がそう感じるだけかもしれませんが、この考え方を知ることによって、おのずと人生の方向性や時代の方向性、社会の在り方が変わってきます。

 

簡単に言えば、今までは競争や個人など『分離』に偏っていた社会が、分かち合いや全体などの『統合』の要素も出てきているということです。これからの社会は、全体主義に偏るのではなく、分離と統合がバランスした社会がやってくるような気がします。

 

読んでいただいてありがとうございます。