La mia armonia

精神世界やスピリチュアリティなど、ちょっと不思議な世界をベースに、人生を前向きに生きる考え方を提案しています。起業やビジネスについても書いています。

一人の時間

25歳くらいまで、私は人見知りで、自分の殻に閉じこもることが多く、積極的に人と関わる機会がありませんでした。悪く言えば『世間知らず』でした。でも、自分の殻に閉じこもる期間が無ければ、精神世界のコアな世界観に触れる機会は無かったでしょう。世の中に染まらなかったことで、自分の中の不思議な感性が磨かれたと表現すればいいでしょうか。この世には刺激的で楽しい事がたくさんありますが、そういう楽しさをはじめに知っていたら、精神世界などに興味を持つことは無かったかもしれません。でも、私はどこか生きづらくて人生が上手く行かなかった事もあり、不思議な世界に導かれてきました。

 

20歳で就職の為県外に転居し、6年間一人暮らしをした事も、不思議な感性を磨く為に一役買ったと思います。知らない土地の為友人もおらず、ますます自分の殻に閉じこもるようになったからです。知らない土地の場合、土地や人に対する固定観念が余り無いので、中立的な視点を養い易かったとも思います。人生が上手く行かない原因の一つは、『意識のエネルギーを注ぐ対象が多すぎる事』だと思います。例えば、家族や恋人や友達などの濃い人間関係に始まり、家や車や日用品などの所有物、それらにまつわる経済的負担などです。濃い人間関係は往々にして現実というドラマにのめりこませる恰好のトラップになりますし、所有物の多さは、欠乏感を掻き立て、ネガティブな思い込みを無意識に植え付けてしまいます。

 

私の場合、熱中したいドラマもあるのですが、どこかで中立的な視点を忘れずにいたい気持ちがあります。一度中立的な視点に触れると、現実のドラマが重く感じてしまう事があるからです。人はドラマに熱中するあまり、苦しみを味わう事もありますが、そんな時はちょっと思い出してみるといいかもしれません。あなたの人生は『ゲーム』だったということを。真剣に生きることには変わりありませんが、真実を思い出せば、より『軽いタッチ』で現実を楽しめるようになります。意識の焦点が今目の前の現実に移行する感じです。本当に、生きている事は素晴らしい事であり、目の前の些細な事をただ味わうだけでいいのだと思えてきます。そういう純粋な感覚を取り戻すことによって、毎日が輝いて見えてきます。

 

一人の時間を持つことによって、世の中に対してちょっと不思議な視点を養う事が出来ます。本当に、認識を変えるだけで、世界の見え方は全く違ってきます。人生に行き詰る事があったら、それはチャンスです。自分の中を内観してみると良いです。湧いてくる感情を見つめ、その原因になっている『思い込み』を見つけていきましょう。