La mia armonia

精神世界やスピリチュアリティなど、ちょっと不思議な世界をベースに、人生を前向きに生きる考え方を提案しています。起業やビジネスについても書いています。

人に喜んでもらえるのはやはり嬉しい

昨日、久しぶりに出掛けてきました。就職活動の一環で、秋田市までおよそ1時間のドライブです。大分春らしくなってきたこの日、天気も良かったので、帰りにセリオンの展望台に登りました。ここは秋田港に面した道の駅であり、お気に入りの場所のひとつです。よく、自販機でコーヒーを買い、岸壁の座石に腰掛け、停泊している船を眺めながら、考え事をします。この日は展望台に登り、秋田市の街並みや男鹿半島の山並みを眺めながら、いろんなことを考えていました。

 

『いま応募している仕事をまずはやってみたらいいだろうか。まずは採用してくれた会社で精一杯仕事をしてみたらいいんじゃないか。自分はどんな時に喜びを感じるだろうか。最初から安全な場所を求める必要は無くて、試す為の人生なのだから、失敗を恐れず、新たな環境に飛び出してみればいいだけなのかも』

 

帰り際、後ろの人の為にドアを開けて待っていたら、『サンキュー。ありがとう!』と元気にお礼を言われ、心が暖かくなりました。この些細な出来事や展望台での人々の振る舞いを見ていると、自分がしたいことのエッセンスが少し垣間見えたような気がしました。

 

誰でもそうだと思いますが、やはり人に感謝されることや人に喜んでもらえることは私にとって嬉しいと感じるという事です。

 

そういう意味で、人と関わり、自分なりの誠意を尽くすことで喜びを感じられるのではないか、その為に、人相手の仕事が向いているのではないだろうか。そんな気持ちになりました。

 

以前働いていた時も、自分があまり役に立てていなかった事もあり、『人の役に立ちたい』という気持ちがこみ上げてきて悲しくなったことがありました。例えば、その頃いつも帰り際に寄っていたコンビニ店員の仕事ぶりを見て、感じた事がありました。

 

店員さんは、一日中、『ありがとう』という言葉を発しています。お店にお客さんが来た時、お客さんに商品を手渡す時、お店を出る時。もし、心から『ありがとう』という言葉を発していたとしたら、とても爽やかな気持ちになるのではないかと思ったのです。そういう意味で、店員という仕事は素晴らしい仕事じゃないかな・・と感じたことがありました。

 

同様に、いま私がいる展望台について考えてみれば、このタワーを造った人達の仕事が、今こうして景色を眺める私達の笑顔に繋がっているのです。『ああ、仕事ってそういうものなのかな』と思いました。

 

人は、自分の事ばかり考えると苦しくなります。自分に何か問題が起きた時、その問題ばかり考えてしまいます。でも実は問題が問題なのではなく、それを問題と認識している自分の捉え方に問題があります。自分の事ばかりに意識が向くから辛くなるのです。そんな時、少し周囲に目を向けてみて、誰かを喜ばせる為に行動を起こせば、心が少し暖かくなります。今の自分に足りていないのは、そういう謙虚さではないかとも思えてきたのです。

 

『人を喜ばせる事』が私のやりたい事の本質の一つだとすれば、その手段はたくさんあります。基本的にはすべての仕事がそうですよね。やはり、仕事というのは、人を喜ばせる事が前提にあるのだという事がわかります。

 

誰かの親切さに触れると、私たちの心は暖かくなります。人はそういう暖かさを欲しているのかもしれません。生きる事はそんなに難しくなくて、単に、誰かを喜ばせる為に行動を起こせば、他人も、自分も幸せになれるのかもしれない・・・そう思えてきます。

 

エゴで生きていると、どうしても、自分や他人の違いに目が行き、どちらが優れているか、劣っているかを無意識の内に判断してしまいます。でも、それはちっぽけな事だと思えてきます。そんなことよりも、人を笑顔にする方が、遥かに幸せを感じられるのではないかと思えてきます。世界はただあるがままでしかなく、捉え方を変えるだけで、感じ方はガラッと変わります。

 

私は今家族のお世話になっていて、親しい間柄であるが故に、少々傲慢になっていると思いました。また一人暮らしに戻すことによって、もっと大事な事がわかるのではないかと思えてきました。思えば以前地元を離れて暮らしていた頃の方がもっと謙虚でしたね。家族と一緒にいる事で、素の自分で居られるメリットも有りますが、何事もバランスが大事だと思いました。

 

『感謝』によって生まれるエネルギーは、とてつもなくパワフルです。自分と、他人を幸せにする、最高のエネルギーだと思います。