La mia armonia

精神世界やスピリチュアリティなど、ちょっと不思議な世界をベースに、人生を前向きに生きる考え方を提案しています。起業やビジネスについても書いています。

神経質

学生時代の私は、同年代の人達に比べて感受性が強く、生きづらいと感じている時期がありました。

 

19歳の頃は特に感受性が強く、それがネガティブな方向に向いてしまったことがありました。

 

感受性が行き過ぎて神経症のような症状になってしまったのです。

 

例えば、物事に対して神経質になりすぎたり、何かと不安に陥ることが多かったりです。

 

元々神経質な部分はあり、子供の頃は食器の汚れや匂い、料理に合う食器の色合いや周囲の人の食べ方、お部屋の匂いなど、細かい事がとても気になっていました。

 

またある病気のことを知った時に、その事が頭から離れず、自分もその病気になっちゃうのではないか・・という根拠のない不安を抱えていたことも有りました。

 

例えば、本屋に行くと、本に触るわけですが、その本が中古ならば、もし使っていた人に病気があったとしたら、その本に触れたりすると、自分にも病気が伝染するのではないか・・とか、本当に細かいところまで気になって仕方がないのでした。

 

不安な気持ちというのはとても不快なものです。

 

一度不安感を味わうと、またその不安を感じてしまうのではないかという怖れ・不安が出てきて、不安する事を不安するというような、いわば二重不安のような状態になったこともありました。

 

そんなことを考えていると、当然疲れ果ててしまい、無気力というか、いつも頭も心もすっきりとしない状態でした。

 

その頃は精神的に不安定で、ちょっとしたことで心が揺さぶられたり、思考が乱れたりして、エネルギーを消費して疲れてしまうのでした。

 

今こうして思い出していると、ちょっと嫌な気持ちになりますね。

 

また、当時右脳開発をしていた事もあって、強く思い描いた事は実現するという事を知っていましたので、ネガティブなイメージを鮮明に描いてしまったらどうしようと悩んだり、自分がいつもネガティブな気持ちに苛まれているので、それがそのまま実現してしまうのではないか・・と不安になったりした事もありました。

 

当時漠然とした心の不安に対し、自分は思考を使って、自分の気持ちを落ち着かせることをしました。

 

人間は兎角ネガティブな方向に考えてしまいます。

 

当時の私もそうでした。

 

でも、もしネガティブな思考が現実化してしまったとしても、それを実現するだけのパワーが自分にはあるということなのです。

 

逆にいえば、その力をポジティブな方向にも使うことができるということです。

 

ネガティブな現象の方がパワーを持っていそうに見えますが、ポジティブにもネガティブにも差はありません。

 

神経質であることや感受性が強いことはひとつの才能です。

 

エネルギーを注ぐ方向がポジティブであれネガティブであれ、ひとつのことを現実のことのようにリアルに感じられる繊細さがあるのは素晴らしいことです。

 

その繊細さを、自身が望む方向に向けることができれば、大きな力になります。

 

ネガティブな状況をリアルに感じてしまうが故に、それ相応の怖れや不安も感じるかもしれませんが、まずは、怖れや不安を感じてしまっても大丈夫なのだと自分に言い聞かせてみてください。

 

怖れや不安を感じきってみてください。

 

余り頭で考えすぎると、余計に不安になってしまうので、少し思考を休めてみるのも良いでしょう。

 

私は当時自律訓練法というリラックス手法を実践していましたが、多少リラックスして頭や心がすっきりしたのを覚えています。

 

あとは運動をしてみるとか、好きなことに没頭してみるとか、何でもそうですが、一つの事を考え過ぎると、そのこと以外が見えなくなり、余計にドツボにはまります。

 

不安することにばかり意識を向けていれば、そのことばかりが自分の現実で大きな存在になってしまいます。

 

あまり難しく考えずに気分転換してみて、しばらく様子を見てみると良いでしょう。

 

あとは、ポジティブなエネルギーに触れるということです。

 

当たり前な話ですが、ポジティブな人はポジティブな事しか考えていません。ネガティブな不安や怖れなどという意識状態はポジティブな人の中にはあり得ないのです。

 

現在ネガティブな意識状態であったとしても、それもひとつの意識状態に過ぎず、同様にポジティブな意識状態になることもできると考えれば、手っ取り早くポジティブなエネルギーに触れて、自分の中にポジティブなエネルギーを作りだしてしまうと良いのではないかということです。

 

少し壮大な視点ですが、私たちが元々はポジティブな光の存在だとすれば、ネガティブなエネルギーも一時的な状態に過ぎず、ずっと続くものではないと言う事がわかれば、大分気持ちが落ち着くのではないでしょうか。

 

怖れや不安のエネルギーも、魂にこびりついた汚れ、魂を覆う雲のようなものであり、魂(私たちの本質)そのものは太陽のようにいつも変わらずそこにあるという捉え方をすれば、今ネガティブな心の状態にあったとしても、それがずっとは続かないと言う事がわかるでしょう。

 

当時の私も、当時の私なりにいろんなことを考え、気持ちを落ち着かせてきました。また不安や怖れから離れて、違うことをしていると、時が経つにつれてまた健康な精神状態に戻りました。

 

思考は、使いすぎると頭でっかちになりますが、心を落ち着ける為には適度に有用なものになります。

 

いつもこのブログで書いているように、知性と感性のバランスを取る事は、とても大事なことだと思います。