La mia armonia

精神世界やスピリチュアリティなど、ちょっと不思議な世界をベースに、人生を前向きに生きる考え方を提案しています。起業やビジネスについても書いています。

遅咲きの人生

私は学生時代、感受性が強くて生きづらい日々を過ごしていました。

 

人の目が気になったり、意思疎通が上手くできなかったり、自分に自信が持てなかったり・・・。

 

友達とも心を開いて接することができなかったと思います。

 

自分とは釣り合わないんじゃないか、自分は変な奴だと思われている、相手は自分なんかと仲良くなりたいとは思っていない・・などと、なぜか勝手にネガティブな捉え方をしてしまい、自分から距離を取ってしまう傾向がありました。

 

今思えば、非常に勿体ない生き方です。

 

電車の中とかで周囲の人が笑っていたりすると、自分が笑われているのではないかと思ったり、空いている座席に座るのを躊躇したり、日差しが眩しいのでブラインドを閉めたいと思っても周りの人の目を気にして躊躇したり・・・。

 

今思えば、なぜ?という感じですが、感受性が強かったのです。恥ずかしい事があるとすぐ赤面してしまうし、赤面すると人に変に思われてしまうのが嫌で、赤面しないように気持ちを抑えるわけですが、それがかえって顔を赤くしてしまったり・・・。

 

多分、人の視線が自分に向く事が非常に恥ずかしかったのだと思います。だから、注目されない様に普通に振る舞おうとするのですが、そうすればするほど、逆に不自然さが出てしまうのですね。自分の中に『普通とはこうあるべき』という強固な観念があり、当時の自分はその『普通』になろうとして、自分の事を変な人間だと思っていたのです。今思えば単なる思い込みでした。

 

思春期の若い人なら、誰しもある程度は感受性が強くなるとは思いますが、私は特に強かったと思います。

 

社会人になってからも、その傾向は続きました。

 

まず、職場で上手くコミュニケーションがとれませんでした。

 

分からないことがあっても質問しにいくまで時間がかかったり、物凄い勇気を必要としたり、特に、ちょっと怖い人の場合だと余計に躊躇してしまうのでした。

 

こんなことでは社会人としてダメなわけで、そう思うと余計に自分の事が好きになれなくて、疲れ果ててしまうのでした。

 

あと、社会人一年目の研修で、電気屋さんで自社製品を販売する研修があったのですが、こんな性格でしたので、当然接客のお仕事は散々でした・・・。

 

休日に出掛けようにも、服装を過度に気にしました。そもそも自分の場合あまり服を持っていませんでしたので、まずは服を買いに行こうと言う話になるのですが、お店に行くにも、勇気が要りました。また、お店に着て行く服があまり有りませんでした(笑)

 

お店の人に話しかけられるのが苦手で、また自分に自信が持てなかったので、自分みたいなダサい人間には場違いだとか、勝手に思いこんでしまうのでした。

 

散髪に行くにも、人とコミュニケーションを取るのが苦手なので、いちいち躊躇しました。ちょっとおしゃれな美容院とかになると、行くまで何回も考えたりして・・今思えば笑えます。

 

誰しも、初めてのことは躊躇するものですが、それを乗り越えて段々と成長していくと思います。でも、私の場合は、感受性が強すぎたこともあってか、行動に移すまでに時間がかかったり、そもそも行動するのを諦めたりすることが多かったので、積極的に新しい世界に飛び出していくということができませんでした。

 

その為、人に比べていろんな分野で成長が遅かったと思います。私の人生は全般的に遅咲きです。

 

捉え方によっては『大器晩成』ということにもなるわけですが。

 

生きづらい日々は10代後半~20代前半まで続きました。

 

人生のなかで一番楽しい時期といってもいいこの時期を、私はあまり楽しめませんでした。

 

よくある青春ドラマみたいなのは、私にとっては無縁の世界でした(笑)

 

本心ではそういう生活に憧れていましたが、本心とは裏腹の振る舞いをしてしまったのでした。

 

学生時代や会社員時代の友人たちには、素っ気ない態度を取ってしまったり、冷たい対応をしてしまったりしたかもしれず、今思えば申し訳ないです。

 

相手の事が嫌いなのではなく、逆に自分が相手に嫌われているんじゃないかと思っていたくらいです。でもそれが原因で、相手に心を開いて接するという事が出来なかったのでした。今思えばすべて自分の勝手な思い込みですね。

 

25歳くらいまでこんな性格でしたが、ある出来事をきっかけに、前向きに変わっていく事になるのでした。

 

続きは次回に書きます。