私は10代後半~20代前半の若い頃、感受性が強くて生きづらく、人生を心から楽しめていませんでした。このままの性格だと周りに置いてけぼりにされる・・そんな漠然とした不安がありました。今日は会社員時代のダラダラ生活について振り返ってみます。
その頃、私は長野県でエンジニアをしていましたが、相変わらず仕事の出来はいまいちで、自分に自信が持てませんでした。
仕事もとうとう辞めたいと思うようになり、製品の環境試験を行う部屋の中で仕事をしながら、仕事を辞めてヨーロッパにバックパッカーしたいなどと妄想をするようになっていました。
当時ドイツ語のテキストを買って、環境試験室の中で会話の練習などもしていました。
毎日会社に行ってこそいましたが、既に心は別の世界という感じで、朝起きて自分の部屋の天井を見ながら、漠然と『なぜ自分はここに居るんだろう』という違和感を覚えるのでした。
よく、『毎日会社と家の往復だけの味気ない人生』という表現を目にしますが、当時の私の生活もまさにそれでした。
休日になっても特にすることも無く、友達と遊ぶ予定があるわけでもなく、恋人がいるわけでもなく・・(笑)
金曜の夜にはお酒を飲んでインターネットをやって、夜更かしして、土曜は昼過ぎまで寝て、午後から何をするわけでもなく漠然とPCのスイッチを入れるだけ。夕方になってご飯を買いにスーパーやコンビニに行くだけ。
日曜もどこかに出掛けるわけでもなく、出掛けたとしても、ちょっと車を走らせて無駄にガソリンを使うだけ・・・今思えば、もうちょっと有意義な時間の過ごし方をすれば良かったと思いますが、当時はそれしか出来ませんでした。
仕事に身が入らないので、会社から帰ってくるとクタクタになります。仕事を精一杯やった心地よい疲れとは程遠く、つまらない時間を過ごしたネガティブな疲れ方でした。
そんな生活を続けていれば、人間も腐ってくるのでしょう。
色々な所にほころびが生じ始めました。
まず、掃除をしなくなりました。
コンビニ弁当の空容器や空き缶、空きビンをゴミ袋には入れるのですが、それをゴミ置場に捨てに行く事ですら面倒と感じていました。
食器も台所に置いたまま、何日も放置するという事もありました。お風呂やトイレも長い間掃除しないことも・・・(苦笑)
今思えば、完全に病んでいました。
元々掃除はこまめにする方ではなく、だらしない部分もありましたが、当時はちょっと行き過ぎていました。
生活全体に覇気がなく、パッとしない感じでした。
それから、身だしなみにも気を使わなくなりました。
元々身だしなみには無頓着な方だったし、髪型や服装を変えるのにも躊躇するくらい感受性が強かったので、それも原因としてはありますが、その性格自体が少々病んでいましたね。
洗濯した服にアイロンをかけませんでした。穴のあいた靴下や靴を履き続けたり、裾の擦り切れたズボンを履いたり・・・。
周囲の人は、当時の私をどう思っていたことでしょう。
別に衣服を買うお金が無いというわけではないのです。
思い出せばまだまだだらしのない部分はたくさん出てきますが、これくらいにしておきましょう。
周りからみてどんなにだらしなくても、どんなに情けなくても、本人の内面で変化が起こらなければ、人は変わりません。
私の場合も心の深い部分で変化が起こったことにより、人生が少しずつ前向きに変化していくことになります。
続きは次の機会に