現在の私の人生哲学は、精神世界やスピリチュアルの探求で得た知識がベースになっています。
最初に不思議な世界に足を踏み入れたのは、17歳の頃、右脳開発にワクワクしたことでした。
右脳を活性化すると、記憶力や直感力が冴えるので、勉強や将来の仕事にも役に立つと思ったのです。
それまで自分は努力して成績を上げるタイプでしたので、右脳を活性化することのメリットを知って以来、真面目に勉強することが無意味に思えてきていました。
今思えば青二才の考え方そのものですが、それがきっかけで、留年までしてしまいました。
留年した翌年、19歳の頃、テレビで『オーラの泉』という番組が放映されているのを偶然見ました。後にゴールデンタイムに放送されるようになりましたが、当時はまだ深夜番組でした。私は初め『カーグラフィックTV』という車の番組が見たくて深夜にTVを付けていたのですが、新聞の番組欄の近くに『オーラ』と言う見出しがあり、気になったのがきっかけでした。
それまではスピリチュアルという言葉も知らなかったし、私の霊的な世界に関する認識は現在とはまるで違っていました。
霊的な世界と言うと、一昔前の、怖がらせることが目的のテレビ番組を見ていたせいか、そういう認識がある程度でした。
『如何に生きるのか』というよりも、オカルト的なちょっと怪しい感じのイメージといえば良いでしょうか。
当時私は、高専という理系の学校に通っていましたので、目に見えない世界はどちらかというと怪しい感じに見えていました。
でも、元々スピリチュアルな世界と親和性が高かったのだと思います。ただそういうものに触れる機会がなかっただけで。
オーラの泉を見るもっと前に、多分中学生の頃だったと思いますが、ソウルメイトという言葉を聞いて、心が惹きつけられたことがありました。多分アンビリバボーという番組だったと思います。
誰にでも、ソウルメイトと呼ばれる絆の深い相手がいて、人生でいつか出会うかもしれない・・という内容だったと思うのですが、その話を聞いた時に、心が惹きつけられたのを覚えています。
オーラの泉を見た時も、心の奥深くが満たされるような感覚になったのを覚えています。心の底から安心感が湧いてくるような。そういう世界が本当にあるのだと言う事を知って、嬉しかったように思います。
この番組を見て、人生観が変わった人は多いと思いますが、わたしもその一人でした。
私が人生の意味を真面目に考え始めたのはその頃からです。
当時は今ほど真剣に考えていませんでしたが、オーラの泉を見た事が、スピリチュアルな世界に足を踏み入れる大きなきっかけになったことは確かです。
江原さんの『人はなぜ生まれいかに生きるのか』という本を買って読みました。
今思えば、浮世離れした学生時代でした。
周囲の人が、友達や恋人を作って楽しい青春時代を謳歌している時期に、私は悶々としてキャンパスライフを楽しめませんでした。
右脳開発やスピリチュアルなど、ちょっと変わった世界に興味津々でした。
でも今思えば、やっぱり自分の人生にとって右脳やスピリチュアルは大きな意味を持っていることが分かります。
みなさんも、子供の頃や学生時代に興味があったことを思い出してみてください。
特に周りの人がやらないようなことが好きでやっていた場合は分かりやすいです。それはあなたの人生にとって大きな意味を持つことであり、あなたのライフワークに繋がるキーワードです。
人生に迷ったら、ワクワクすることや好きなことを始めてみましょう。
いまはそれが仕事に繋がらなくても、まず点をつくってみましょう。
好きなことをして点をいくつも作っていくと、将来点と点が繋がって、思いもよらないライフワークに導かれるかもしれません。
点と点が繋がらなくてもいいと思います。
好きなことをしているだけで楽しいですし、十分価値があると思うからです。