自分を変える、環境を変える
仕事や人生で行き詰ったとき、自分を変える方法と、環境を変える方法があります。
自分を変えるとは、行き詰った原因を考え、それを改善すること、自分の考え方を変えること、仕事に向き合う姿勢を変えること、思い込みを外すことです。
環境を変えるとは、仕事を辞めて違う環境を探すことです。
私は、合わないならすぐに環境を変えてもいいと思いますが、もしかしたら自分の考え方によって仕事が行き詰っている事もあるかもしれないので、自分の考え方を変えて自発的に仕事を楽しめるよう工夫してみるのも良いです。
どうしてもだめなら、長い間その場所に留まるのは時間の無駄なので、メリハリつけて違う環境を探すといいでしょう。
頑張ることや一つの事を長く続けることが『正しい』わけではないのです。
自分の人生なんだから、自分がどう生きたいかが大事だと思います。
長続きしなくても、自分には合わない環境がひとつ分かったと言うだけで、いろんな事を体験したって全然構わないわけです。
軽やかに行動する為に、これまで抱えてきた固定観念を手放していきましょう。
相手がどう思っているかは、自分が相手のどの側面を見ているかという事でもある
仕事で失態をおかしてしまった時、相手と険悪なムードになります。
その時、敏感な人ほど、顕著に場のよからぬ空気を感じてしまいます。
実際に相手は険悪なムードを出していたり、怒っていたりしますが、それ以上に自分が相手に対して勝手に感じている部分が大きいと言う事です。
相手は自分が思っている程、怒っていないかもしれないし、自分の事をダメな人間だと思っていないかもしれません。
感受性が強い人ほど、勝手に自分の中で思い込みを増幅させてしまう傾向があります。
ある意味それは才能なのですが、ネガティブな方向に使ってしまうと、自分を傷つけてしまいます。
ネガティブな思い込みをすることができるなら、ポジティブな思い込みをすることもできるはずです。
状況をポジティブに捉えることによって、いつも心地よい気持ちでいる事ができ、振る舞いも堂々としてきます。
そうすると、相手も対等な立場で接してくるのではないでしょうか。
また、人は他人に対し特定のイメージを持っていますが、それも、思い込みです。
自分というフィルタを通して相手を見ているということです。
相手に対するイメージを変えたら、相手がそれまでとは別人に見えてくることもあるのではないでしょうか。
現実は自分の心の映し鏡
この世界は自分の意識の映し鏡と言われます。
相手がどんな振る舞いをしたとしても、それに対しどんな感情を感じるのかは人それぞれで、それは自分の考え方次第です。
人と関わった時に、湧いてくる感情によって、自分の中にそのような感情があると言う事に気づきます。つまり、相手に自分の内面を映し出しているという意味で鏡なのです。
その鏡を見て、自分の内面を変えれば、鏡に映っている自分の姿も変わります。
前と同じ状況を体験したとしても、前とは感じ方が変わるので、まったく違う事が起きているように感じるということです。
『自分の内面を変えることによって現実が変わる』という言葉の意味には2つの意味があると思います。
ひとつは、自分の感じ方が変わること。
もうひとつは実際に起きてくることが変わること。
よく、自分の内面を変えたら人間関係が大きく変わったという話を聞きますね。
まず、自分の感じ方を変え、その結果現実が望み通りにならなくても、それをあるがまま受け入れていると、今度は現実が変わってくる・・という順序だと思います。