今日、久しぶりに胃のあたりがもやもやする体験をしました。
その時分かったのは、私は競争が性に合わないという事です。
競争、能力主義、ギスギスした職場環境では、委縮してしまって、自分の持ち味を全く発揮できないのです。
以前の職場では、私は仕事が全然出来なくて、怒られてばかりいたので、委縮してしまって、仕事が手につかなくなってしまったことがありました。
それは自分が弱いからだという捉え方もできますが、それも偏った見方に過ぎません。
弱いのではなく、感受性が強いのです。
繊細な人はギスギスした職場では能力を発揮できないかもしれませんが、人の気持ちに寄り添う仕事や、芸術的な仕事、自分のペースで出来る仕事では能力を発揮できます。
鈍感な人は、人の気持ちに寄り添う仕事や芸術的な仕事では能力を発揮できないかもしれません。
打たれ強い人にも、本当に打たれ強い人と、ただ鈍感な人がいます。
どんな性格にも善悪や優劣は無いと思います。
一つの会社や一つの職場にいると、その職場での評価によって、自分の価値を無意識に決めてしまい、本来の自分とは全く違う人格として振る舞ってしまう事もあるでしょう。
また、一つの職場で評価が低かった場合、その人の考え方に問題がある場合もありますが、その人が自然に能力を発揮できる環境は他にもあると言う事です。
これまでの職場環境で上手く行かなかったとしても、自分を卑下することはありません。
どうしても上手く行かなかったら、気軽に違う環境を探してみたらいいと思います。
また、自分の居場所が世の中に見つからなければ、自分で作ってしまうこともできます。
私はそういう事がしたいと思っています。
私の場合は、自分のペースで仕事ができ、一人の時間を多く持てる環境が合っていると、はっきり分かりました。
我慢したり、幾つもの修羅場をくぐってこそ成長出来る部分もありますが、それは人によりけりです。
私のような感受性の強い人間は、そういう場所は完全にアウェイです。
仕事には程良い緊張感も必要ですが、それが、『やらなければならない』という強迫観念や義務感から生まれるものであれば、ストレスが溜ってしまい、長くは続きません。
緊張感を得るために、なにも無理矢理厳しい環境に自分の身を置く必要はありません。
仕事には厳しさも必要ですが、それも適度なバランスが大事だという事です。
自発的にワクワクして仕事をした場合でも、楽しみながら真剣に仕事に向き合うので、良い成果を出せるのではないでしょうか。
むしろストレスにまみれながら仕事をするより、精神的な負担が少ない為、結果も良くなるのではないでしょうか。
私は、仕事だから、決まった形でやらなければならないとか、社交辞令的、事務的な対応があまり好きではありません。
表面では愛想の良い対応をしていたとしても、本心では全く違う事を思っていたりして、それが分かった時、グサッとくるのが辛いです。
能力主義が行き過ぎると、人の心ありきの前に、人の能力だけが優先されてしまい、ギスギスして、お互い冷たい対応になってしまいます。
会社とはそういうもの・・かもしれませんが、私には合いません。
とはいえ、そうでもしなければ、仕事が回らないではないか・・という意見もあると思います。
でも、そういう仕事の仕方をそろそろ変えていく時ではないでしょうか。
怖れや不安をベースに行動を起こすのではなく、情熱や好奇心、ワクワク、心の平穏をベースに行動を起こす方が楽しいです。