人を好きになるかたちは色々
一般的には、人を好きになった場合、その人と付き合いたいとか結婚したいという気持ちが湧いてくると思います。
また、その人に振り向いてもらいたい、自分だけを見てもらいたい、特別な関係でいたい・・・という気持ちも湧いてくると思います。
でも、それはエゴの欲求かもしれません。
エゴが悪いわけではありませんが、人を好きになるかたちには、もっといろんなバリエーションがあっても良いと思うのです。
例えば、本当に好きな人がいた場合、相手が自分の事をどう思ったとしても、その人の為に何か出来ることをしたいと思うことはできます。
愛を相手から受け取る幸せもありますが、愛を相手に与える幸せもあります。
これは親子の愛と似ている、いわば無償の愛に近いかたちです。
相手に見返りを求めなくても苦しみが生まれないのは、相手との間に『信頼』があるからです。
そういう恋愛のかたちがあってもいいと思うのです。
もちろん、お互いに駆け引きをしたり、依存したりするドロドロのかたちも有りです。
そういう恋愛にはそういう恋愛の楽しみや苦しみがあり、その体験自体に意味があるからです。
恋愛に上手くいくもいかないも無い
私が思うのは、恋愛に『上手くいく』も『上手く行かない』も無いということです。
一般的には、気に入った人と付き合ったり、結婚したりすることが出来れば、その恋は上手くいった事になりますが、それも固定観念です。
人はこの世界に、いろんな事を試す為に生まれてきます。
恋愛や結婚もそのうちのひとつです。
付き合ったり、別れたりという形は問題ではなくて、その人間関係を通して、自分が何を感じ、何を考えるかと言う事に意味があるのではないでしょうか。
そう思うと、もっと軽いタッチで人間関係を楽しむことができます。
無理に恋愛や結婚をする必要もないと思います。
恋愛や結婚は、しなければいけないものではないからです。
大事なのは自分がどうしたいかです。
恋愛とはこうあるべき、結婚とはこうあるべきという固定観念を手放すと、もっと自由に人間関係を楽しめるでしょう。